調査・レポート

ネット利用に起因した非行・被害児童等のネット利用実態把握を目的とした調査 令和元年度最終報告書

神奈川県警察および神奈川県教育委員会と、インターネット利用に起因した、いじめや非行・被害、トラブル等を防止するため、情報モラルの向上と規範意識の醸成を図ることを目的に、「インターネットに起因した非行・被害等の防止対策に関する協定」(以下、「本協定」といいます)を締結いたしました。

2021年4月16日


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ネット利用に起因した飛行・被害児童などのネット利用実態調査を目的とした調査の表紙画像

ネットトラブルは、児童・生徒の私的に所持する端末から様々なネットサービスを介して発生するため、学校としては具体的な事情を把握しにくいという背景がありました。そのため、情報モラル教育は、これまで教育CSRを行う企業等の外部機関が講師を学校に派遣し、児童・生徒が集まった場所で講演する形態が一般的でした。LINEみらい財団も、独自開発した教材を用い、LINEオフィシャルインストラクターが、全国の学校や自治体、関係機関において、講演活動を無料で行っております。

しかし、GIGAスクール構想*の推進を契機に、全国の学校で、「一人一台端末」「高速通信網」「クラウド活用」が整備されているなかで、学校での情報モラル教育についても変化が想定されます。
このたび、その変化の傾向把握と今後の教育のあり方を検討するために、実態調査を実施いたしました。具体的には、すでにICTを積極的に活用している自治体や学校に協力いただき、一人一台端末環境を実現している学校の教員及び管理職の方々のアンケート内容の分析をいたしました。

GIGAスクール構想 (外部サイト)
文部科学省が推進する、一人一台端末環境の実現など、子供たち一人一人に個別最適化され、創造性を育む教育ICT環境を実現するための施策。

 ■調査サマリー

・ネットトラブルは校内で発生している(家庭の問題だけでなく学校の問題に)
・情報モラルの指導は教員の多くが自ら実践をしている(外部機関による指導から教員による指導へ)
・教員による情報モラル教育の実践や意識は、教員のICT活用の程度や意識と関係する(ICT活用の日常化の重要性)
・教員による情報モラル教育の副次的効果として、校外での児童・生徒のネット利用にも好影響をもたらす(学校と家庭の接続の重要性

 ■調査概要

・調査目的
  ネット利用に起因した非行・被害児童等の、スマートフォンとネットの安全な利用および問題防止のための利用実態把握

・調査対象者
  神奈川県警察にてネット利用に起因して補導等をした未成年(18才以下)

・調査時期
  2018年9月~2020年4月

・回答数
  中学生1名、高校生78名 その他21名 合計100名(うち有効回答数98名)
  ※分析対象者は調査対象者のうちの高校生78名

 ■考察・提言サマリー

本調査結果と、他の高校生を対象とした調査結果と比較したところ、非行・被害児童等の高校生には下記の傾向がありました。