闇バイト防止教育教材

闇バイトを自分ごととして考えてみよう

「闇バイトを自分ごととして考えてみよう」という教材のタイトル画像で、闇バイトが犯罪につながる危険を学ぶ内容であることを示している。
「闇バイトを自分ごととして考えてみよう」教材の構成紹介画像で、授業用スライド、生徒用ワークシート、指導者向けガイドブックのサンプルが並んでいる。

闇バイトへの加担リスクを理解し、適切な対応力を育てる

闇バイトへの加担リスクや、万が一関わってしまった場合の適切な対応方法を学ぶことができる情報モラル教材です。

身近な事例をもとに、闇バイトを「自分ごと」として捉え、危険を見極めるための視点や知識を深めるワークを通して、生徒が主体的に考え、判断し、学ぶ力を育むことを目的としています。

本教材のねらいとポイント

01

「闇バイト」を「自分ごと」として捉えさせる

「自分は絶対に闇バイトをやらない」と考えるのではなく、あえて「自分がお金が必要になってしまう場面」や「ちょっと怪しいけどやってしまうかもと感じてしまう場面」を考えさせることで、闇バイトへの加担リスクを自覚させます。

02

闇バイトを見極めるための知見を増やす

闇バイトの募集要項には、一見犯罪と分からないような仕事内容や高額な報酬を示唆する文章が記載されていることが多いため注意が必要です。どんなキーワードに注意が必要なのか、闇バイトの可能性がある募集を見極める力を養います。

03

「おかしい」と思った時の対応を考えさせる

「闇バイトに気をつけよう」だけではなく、「おかしいな」と思ったときに、誰に、どのように相談するかを考えます。また、SNSで闇バイト募集に関する情報を見かけたときの対処法についても学びます。

教材開発の背景

警察庁の統計によると、令和6年に検挙された少年のうち、特殊詐欺の"受け子"として関わったケースは全体の20.4%と、5人に1人に上ります。また、受け子となったきっかけの42.7%が「SNSからの応募」であることも明らかになり、身近なインターネットツールが闇バイト加担の入口となっている実態が浮き彫りになっています。(※)

こうした背景を受け、私たちは、日常的に利用されるSNSやインターネットサービスに潜む闇バイトのリスクを理解し、誘われた際の判断や適切な対応を学べる情報モラル教材を開発しました。具体的な事例を通じて、危険を見極め、自分を守る力を育てることを目的としています

教材概要

テーマ
・「高額報酬」「簡単」「即日」などの言葉で若者を誘う闇バイトを題材に構成
・犯罪に巻き込まれるまでの流れや背景、関わってしまった場合の深刻な影響を理解する
・情報をうのみにせず、立ち止まって考え、危険を見抜く力を育成
・自分事として捉え、トラブルや犯罪を未然に回避する行動につなげる

教材の対象年齢: 
・青少年向け教材:中学生~高校生 対応教科:
・特別活動(学級活動)を中心に、総合的な学習(探究)の時間、情報で活用可能
 ※進路指導やキャリア教育の一環としての活用も可能

所要時間(想定)
・全1時間(50分)

教材パッケージ内容:
・スライドデータ、ワークシート、指導者用ガイドブック
 ※パソコン、プロジェクタ・スクリーンを使用
 ※ワークシートは印刷または配布形式で使用

教材開発協力

国立大学法人静岡大学教育学部准教授 塩田真吾(しおた しんご)

早稲田大学大学院博士課程修了、博士(学術)。静岡大学助教、講師を経て現職。専門は、教育工学、情報教育、授業デ ザイン。「社会とつながる授業」をテーマに、様々な企業と連携しな がら「授業デザイン」について工学的に研究している。主な著書に、 『行動改善を目指した情報モラル教育』(2018)などがある。